会社を経営していくために欠かせない運転資金とは

運転資金とは、会社が事業を進めていくための資金であり、なくてはならないものです。しかし、中には運転資金とは何かを知らない経営者もいるのが現状です。

知らずに生き残っている会社は、私から言わせると運が良いとしか思えません。運ではなく実力で経営をしていくために、運転資金とは何かをこの記事で解説していきます

そして最後に資金繰りに困ってしまった場合の解決方法を紹介します。

運転資金とは?簡単な計算で会社の状況がまる分かり

運転資金とは?簡単な計算で会社の状況がまる分かり

ここでは、運転資金とは何かということと運転資金の計算方法を紹介していきます。

運転資金とは

運転資金とは、仕入、給与、賃料、光熱費など、会社が事業を運営していく上で必ず必要になる資金のことです。会社は運転資金が手元にないと何もできません。そのために、運転資金がいくら必要なのか計算しながら経営をしていかなければなりません

以下で計算方法を解説していきます。早速見ていきましょう。

運転資金を求める計算式

運転資金 = 売上債権 + 棚卸資産 - 仕入債務

この式で運転資金がいくら必要なのか導き出すことができます。

売上債権とは、商品やサービスを販売はしているものの、入金はされていない売掛金や受取手形の金額のことです。棚卸資産とは、在庫のことです。そして仕入債務とは、商品を掛けで仕入れた場合のまだ支払っていない買掛金や支払手形の金額のことを指します。

この式が運転資金を最も簡単に算出する方法です。しかし、これだけではその運転資金が何日間分なのかわかりません。

そこで重要なのが運転資金の回転期間(キャッシュサイクル)を把握することです。

以下で見ていきましょう。

運転資金回転期間を把握しよう

事業運営は、通常以下のような順で成り立っています。

  仕入 → 在庫 → 販売

この仕入、在庫、販売にはそれぞれ期間があり、その期間を把握することで運転資金回転期間を算出することができます。それぞれ見ていきましょう。

仕入債務回転期間
仕入れてから支払までの期間。

期間を算出する計算式
仕入債務回転期間 = 仕入債務 ÷ 1日あたりの売上(年間売上 ÷ 365日)

棚卸資産回転期間
仕入れてから販売するまでの期間。

期間を算出する計算式
棚卸資産回転期間 = 棚卸資産 ÷ 1日あたりの売上

売上債権回転期間
販売してから売掛金を回収するまでの期間。

期間を算出する計算式
売上債権回転期間 = 売上債権 ÷ 1日あたりの売上

ここで明らかになった日数を元に、運転資金の回転期間を算出します。

運転資金回転期間 = 売上債権回転期間 + 棚卸資産回転期間 - 仕入債務回転期間

運転資金回転期間は短い方が良いです。下の図で見るとその理由が分かりやすくなっています。

キャッシュサイクルイメージ

見て分かる通り運転資金回転期間は仕入債務を支払ってから売上代金を回収するまでの期間です。ここが長いと資金繰りが悪くなっていきます。

つまり会社が安定した営業をしていくためには、売上債権回転期間を短くする、棚卸資産回転期間を短くする、仕入債務回転期間を長くすることが大切です。

しかし実際に何をすれば良いのか分かりませんよね。以下で具体的な方法を解説していきます。

黒字倒産を回避!キャッシュフロー経営の基本を知ろう

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運転資金回転期間が長く、資金繰りが悪い状態が続くと利益があるのに倒産してしまう黒字倒産になりかねません。

黒字倒産を回避するために運転資金回転期間を短くしていきましょう。運転資金回転期間を短くするためには、より多くの現金を手元に残すことを考えたキャッシュフロー経営が役立ちます。

それでは、キャッシュフロー経営の基礎とも言える運転資金回転期間を短くする具体的な方法3つをここで解説していきます。

棚卸資産は必要な分だけ持つ

棚卸資産回転期間は、在庫が増加すれば販売するまでに時間がかかり長くなります。在庫が減少すればその分短くなりますが、少なすぎると売上になるはずだったものがなくなってしまうでしょう。つまり適した量の在庫を持ち、滞留させないことが重要になります。

適量は、需要パターンや売れ筋、死に筋の商品を日々の分析で把握して決めます。需要パターンとは、出荷の頻度のことです。毎日、週に1回、月に1回、数ヶ月に1回などそのパターンは様々。需要パターンがある程度決まっていれば、先を読むことができるでしょう。

しかし、ここで厄介なのが取引先の担当者がどう考えているかによって発注量にバラつきがあるということです。取引先の担当者と意見交換をして発注の量や基準を決めておくことが大切です。

売れ筋、死に筋は、商品の種類ごとに棚卸資産回転期間を計算しておくことで分かります。期間が短い場合は売れ筋、期間が長い場合は死に筋。売れ筋の商品は在庫量を増やし、死に筋の商品は在庫量を減らす、などの措置を取ることで過剰在庫を防ぎましょう。

回収サイトを早める

売掛金や受取手形の回収サイトを早め、売上債権回転期間を短くしましょう。回収サイトの早め方は、取引先に入金を早めてもらう、新規顧客には現状より早い回収サイトで提案する、といった方法があります。資金繰りを悪化させないために、取引先と交渉をしていきましょう。

また、売掛金未回収は絶対に避けましょう。実はほとんどの会社が、取引先が倒産してしまった、取引先の支払拒否、取引先担当者が忘れてしまっている、などの理由で売掛金を100%回収できていません。

回収率を少しでもあげるために、取引先の与信管理を徹底しましょう。また、期日を過ぎたら催促電話をする、あまりにも払わないようであれば裁判を検討するなど対応を決めておくことが大切です。

支払サイトを長くする

仕入代金、買掛金の支払サイトを長くして仕入債務回転期間を延ばしましょう。現状の仕入先と交渉して支払サイトを長くしてもらう、仕入先を換える、といった方法があります。

実際、現状の仕入先と交渉して支払サイトを長くすることは難しいです。その場合、仕入先を換えてしまいましょう。その際は、現状より良い条件で仕入ができるよう交渉しましょう。

以上3つが運転資金回転期間を短くする方法です。資金繰りが悪くなると、黒字でも赤字でも会社はたちまちに倒産してしまいます。現金を手元に残すことが、会社を存続させるためになによりも重要なことです。

しかしやってみると分かりますが、キャッシュフロー経営は難しいです。諦めずにやることが大切ですが、キャッシュフロー経営が会社に浸透するまでには時間がかかるでしょう。

また、キャッシュフロー経営をしていても取引先の倒産など、予期せぬ事態で資金繰りが悪化してしまうこともあります。資金繰りの悪化が起きてしまった場合の解決方法を以下で紹介していきます。

資金繰りに困った時の資金調達方法とその注意点

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運転資金を圧迫してしまった場合の解決方法は多く知っている分には損はありません。ここでは、資金繰りの改善方法、つまり運転資金を確保する方法を紹介していきます。

ファクタリング

ファクタリングとは、売掛債権をファクタリング会社に売却することで期日前に資金化する方法。

売掛債権はあっても、手元の運転資金がない

という状況を解決してくれます。

資金繰りの悪化を改善する方法として最近注目されていますが、その理由はずばり以下の3点でしょう。

  • 即日対応
  • 審査が甘い
  • 負債にならない

ファクタリングの利用者は資金繰りに困っている人が多いため、最短即日で売掛債権を買い取ってくれます。そして資金繰りに困っている利用者が多いからこそ審査が甘く、赤字や債務超過があっても利用することができるというのも特徴的です。

また、借入と違いファクタリングは売掛債権の売却、借金ではないので将来的に返済に困ることもありません。

以下に即日対応をしてくれるファクタリング会社の中でも信頼できるところをまとめています。資金繰りに困っていたら無料相談をしてみましょう。

>>即日入金が可能なファクタリング会社を比較

手形割引

手形割引とは、受取手形を金融機関や専門の業者に買い取ってもらうことで期日前に資金化する方法です。手形割引では、期日までの金利に相当する分と買取手数料を引かれた額を受け取ることができます。

ファクタリングと似ていますが、審査がファクタリングほど甘くないという欠点もあります。

ビジネスローン

ビジネスローンとは、銀行やノンバンクと言われる金融機関が提供している事業性の融資です。無担保・無保証人で融資を受けることができる、銀行のプロパー融資ほど審査が厳しくない、という特徴があります。

無担保・無保証人で利用できることや審査が甘い分、プロパー融資に比べると金利は高くなりますが運転資金を確保する方法として経営者たちに利用されています。

以上3つが運転資金を確保するおすすめの方法です。資金繰りが悪化してしまったときは、利用してみましょう。

まとめ

今回は「運転資金とは何か」について解説してきました。運転資金が尽きたとき、会社は立ち行かなくなります。運転資金は言わば会社の命です。

会社の命を守るために、運転資金回転期間を短くする経営を心掛けていきましょう

また、資金繰りが悪化してしまった場合はこちらの記事も参考にしてみてください。

>>資金繰りを改善する7つの方法

直面している事態が意外と簡単に解決できてしまうかもしれませんよ。

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