
資金繰りをスピード改善!即日の資金調達方法

会社を経営していると、急に資金が必要になることがありますよね。
そんなときのために即日で資金調達ができる方法を知っておくと便利です。即日の資金調達にはデメリットもありますが背に腹は代えられません。
そこで、ここでは即日で資金調達できるおすすめの方法とそのコツを解説していきます。
資金調達を即日で実行!最も早く調達する5つの方法
即日の資金調達方法は数々ありますが、試してみると結局入金は3日後なんてことはザラです。ここでは、数ある即日の資金調達方法の中でも、最も早くお金を手にすることができる5つの方法と調達のコツを紹介していきます。
1. 個人カードでのキャッシング
数ある資金調達方法の中で最も早く資金化できるのが個人カードでのキャッシングです。法人カードではなく、キャッシングができる個人のカードを持っていることが前提になります。
持っていればATMですぐに上限金額まで引き出すことができます。そしてそのお金を会社に貸し付けるという形を取れば即日で資金調達完了です。
キャッシングで借り入れたお金をそのまま事業資金として使うと、後で回収されてしまったりカードが使えなくなる可能性があります。
2. カードローン
即日の資金調達と言えばカードローンです。法人カードを持っていれば審査は1時間ほどで終わり、すぐに事業性の融資を受けることができます。他の融資に比べて金利は高く、上限金額も人によりますが300万円ほどです。
しかし、その融資スピードは抜群です。いざというときはカードローンが頼りになるでしょう。
3. ファクタリング
ファクタリングは、売掛債権を売却することで期日前に資金化できる資金調達方法です。ファクタリングでは、最短即日の資金化が可能です。審査はありますが、審査対象は売掛先がメインなので赤字や債務超過があっても使えます。
資金調達できる額は持っている売掛債権の額です。また、借入ではなく債権の売却なので負債にもなりません。つまり、後々の返済もなければ、銀行からの評価も下がることはありません。ファクタリングは一時的な資金難を解決するための最適な方法と言えます。
4. 手形割引
手形割引は、受取手形を売却することで期日前に資金化する方法です。資金化できるのは、支払期日までの金利に相当する分の手数料が引かれた金額です。手形を買い取ってくれるのは、専門の業者か銀行。
銀行で買い取ってもらう場合は審査が厳しく時間がかかります。専門の業者であれば、銀行に比べて審査は甘く対応も迅速です。急ぎのときは、手形割引専門の業者に売却しましょう。
5. ビジネスローン
ビジネスローンは、銀行やノンバンク(預金以外の金融商品を扱う機関)が提供している無担保、無保証人で借入ができる事業性融資です。無担保、無保証人で借入ができる代わりに銀行のプロパー融資と比較すると金利が高く設定されています。
ここでおすすめするのは、ノンバンク系のビジネスローンです。理由は手形割引と同じで、銀行系は審査に時間がかかることがあげられます。ノンバンク系のビジネスローンは、最短即日で上限金額は概ね1000万円ほど。
金利が多少高いのが難点ですが、それを除けば即日でできる優秀な資金調達方法です。
ただ、ビジネスローンの審査は、甘く見ていると普通に落ちるので注意が必要です。
以上5つの方法が即日で資金調達をするための方法です。「最短即日」をうたっている業者は多いですが、実際に即日で資金調達するにはコツが必要です。いざというときのためにコツを覚えておきましょう。
しかし、ビジネスローンやカードローンなどの即日融資は条件面が悪いことが多いので、緊急時以外の使用は避けたいところ。そこで、以下で条件が良く3日以内に資金調達をすることが可能な方法を5つ紹介していきます。
3日以内に資金を調達する5つの方法を紹介!
緊急性が高い場合は、即日の資金調達方法を使うしかありません。しかし、なるべく条件の悪い資金調達方法は避けるのが経営においては無難です。ファクタリングや手形割引のような単発のものであればそこまで問題はありませんが、借入になってしまうと返済の必要が生じます。
そうすると、後々の支払いで資金繰りに悪影響を及ぼす可能性があるのです。そこで、ここでは即日の資金調達方法より条件が良く、3日以内に資金化できる方法を5つ紹介していきます。
1. 保険積立金を取り崩す
起業から何年も会社を経営しているのであれば、保険積立金がないか確認してみましょう。もし積立金が貯まっているのであれば、取り崩して資金化することができます。
満期になる前に取り崩す形になるので、貰える額は多少下がりますが融資に比べると後々返済する必要がないので条件は良いと言えるでしょう。また、保険積立金を使った資金調達方法はもう一つあります。
それは、保険積立金を担保にした融資です。契約者貸付と言い、積立金の80%程度までを借入することができます。もちろん融資なので金利は発生しますが、担保がある分審査にも通りやすく利用しやすいのが特徴です。
ビジネスローンやカードローンと比べて圧倒的に好条件で融資を受けることができるのでおすすめです。
2. 不動産担保ローンを利用する
不動産担保ローンは土地や建物、自宅などを担保にすることで融資を受ける資金調達方法です。担保となる不動産の査定が入る分、融資までの時間は遅くなります。しかし、こちらもビジネスローンやカードローンと比較すると圧倒的に良い条件で融資を借り入れることができます。
3. 会社の資産を売却する
会社の資産を売却して資金化する方法。3日以内となるとすぐ売れるものを探す必要がありますが、まとまった資金を確保するのであれば投資用の不動産や車などになるでしょう。
また、投資用の不動産は担保として使うことができますが、その投資が既に失敗しているのであれば早期に売却することがおすすめです。
4. 売掛金を前借りする
売掛金を前借りできる取引先がないか探しましょう。付き合いの長い企業同士であれば、意外とすんなり受け入れてくれることもあります。しかし、取引の浅い企業に前借りを頼むと「資金繰りが危ないんじゃないか」などと思われ信用をなくす可能性もあるので注意が必要です。
コツとしては、前借りをお願いする代わりに相手にとって良い条件を付けること。例えば、売掛金の減額やオプションの適用などです。ただ単に前借りを要求しても相手には何もメリットがないので、代わりの条件を付けましょう。
5. 親族や知人に借りる
貸金業者だけではなく親族や知人の社長にお金を借りる方法も検討しましょう。親族や知人であれば貸金業者と違い金利も無いか、あるいは少額に抑えることができるでしょう。親族や知人に相談してみるのも一つの手です。
以上の5点が好条件で3日以内に資金調達をする方法。即日の調達はできませんがこちらの方が経営的には無難です。即日融資の場合、金利は高くなります。しかし、このように担保を用意することで利息の支払は抑えることができます。
会社から出ていく資金はなるべく抑えたいもの。焦って金利の高い融資を選択しないことが良い決断と言えるでしょう。もし焦って即日の融資を受けてしまった場合は、2つのことに注意しておく必要があります。
それはどのようなことか、以下で解説していきます。
焦って資金を調達した場合に注意するべき2つのこと
もし焦って即日の資金調達を選択した場合には2つ注意しておくべきことがあります。ここで解説していきます。
借り換えを検討しておく
借り換えとは、現在借りている業者より金利の安いところで借りなおすことで金利を抑え、総返済額を減額する方法です。現在借りている残額を新たに借りるローンによって一括返済し、より安い金利で返済していきます。
即日の資金調達をする必要があり、焦って借りてしまった場合は借り換えを常に検討しておきましょう。
何回も利用しない
即日で資金調達をすることに成功してしまうとありがちなのが、「また困ったら頼めばいいや」と思ってしまうこと。しかし、何回も繰り返していると資金繰りが悪化していくのは目に見えています。
資金繰りが悪化し赤字が膨らむとすぐ債務超過に陥り、いずれは資金ショートになり倒産してしまいます。即日の資金調達には、それだけリスクがあることを肝に銘じてください。
以上2つが焦った資金調達をしてしまった場合の注意点です。なるべく避けたい即日融資ですが、事情があれば仕方ないこと。やってしまったと嘆くよりもどう挽回していくかを考えていきましょう。
まとめ
今回は即日でできる資金調達方法を紹介してきました。資金調達の方法には、数々の種類があります。しかし、即日による資金調達ができる方法はかなり限られてきます。
方法が限られてくると追い詰められた気がしてしまい、つい高金利の融資を受けがちです。その前にもう一度、他に方法はないか確認してみましょう。
もし、資金ショートに陥りそうで即日の資金調達を求めているのであれば以下の記事を読んでみてください。
焦る場面だからこそ冷静な対処をしていきましょう。