資金調達におすすめなファクタリング取引の仕組みとは?

ファクタリングとは、企業が保有する売掛金をファクタリング会社に譲渡して資金調達をする仕組みです。支払いサイトが長くて資金繰りに困っていても期日前に現金化することができます。

ノンリコース(償還請求権なし)の契約なら、売掛先が倒産しても支払いリスクがないというメリットも。

最近では中小企業の新たな資金調達の仕組みとして中小企業庁の周知もあり、新しい事業資金の調達方法として注目されています

ファクタリングは経営状態に関係なく資金調達ができるというメリットがありますが、どんな仕組みなのでしょうか?

ファクタリングの仕組みを知らない方は、2016年には詐欺で捕まった違法ファクタリング業者がいることから、ファクタリング自体が怪しいと思う方もいるようですね。

そこでこの記事では、赤字でも債務超過でも資金調達ができるファクタリング取引はどのような仕組みなのかを紹介します。

合わせてファクタリングの仕組みを利用した違法会社と契約しないために気を付けたい5つのポイントもまとめました。

ファクタリングの意味をわかりやすく解説

ファクタリングの意味をわかりやすく解説

まずはファクタリングの意味とその仕組みを説明していきましょう。

ファクタリング取引の基本

ファクタリング取引は、保有している売掛金をファクタリング会社に譲渡して資金調達する方法です。

通常の売掛取引では、支払いサイトが長いと2ヵ月後に入金となりますが、資金繰りが苦しい時は待っていられませんよね。そこでファクタリングを利用すれば、売掛金をファクタリング会社に譲渡することで早期に現金が調達できるのです

後日取引先から売掛金の支払いがあったら、あとはファクタリング会社にお金を入金するだけ。ファクタリングなら支払いサイトを気にせずに資金を流動させて、資金繰りの改善に役立ちます。

うちの会社でも利用できるのだろうか?

新しい資金調達の形であるファクタリング。どのような会社なら利用すべきなのでしょうか?

ファクタリングをすぐに利用すべき会社の特徴

売掛金を早期に現金にできるファクタリングですが、どのような会社なら利用できるのか気になりますよね。

ファクタリング会社ごとに利用制限はありますが、「継続して売掛金を保有する個人事業主または法人」であれば申込が可能です。特にファクタリングのメリットを考えると、以下の状態である会社はファクタリングの利用を検討すべきです。

  1. 銀行・ビジネスローンの審査に落ちてしまった。
  2. 借金を増やさずに資金調達をしたい。
  3. 給料や手形支払いなどすぐにお金が必要である。
  4. 支払いサイトが長い。
  5. 担保や保証人を用意したくない。

銀行やビジネスローンで審査に一度でも落ちてしまうと、履歴が信用情報に掲載されてしまいます。聞いた話によると、銀行やビジネスローン会社が審査する際は、直近3か月分の履歴をみるそうです。数社から断られていると気付かれてしまうと、審査基準に達しているのにもかかわらず、他銀行が評価した分を重要視して、「通さないでおこう」という判断になりかねません。

支払いサイトが長くて慢性的に資金繰りが悪い会社や、担保・保証人を用意できないならファクタリングで資金調達するのがおすすめです。また1週間以内に事業資金を確保しなければならないといった緊急・至急の状況でもファクタリングなら最短1日で資金調達できるでしょう。
【2018年~2019年】人気のファクタリング会社一覧
当サイトでおすすめしているファクタリング会社を紹介します。
ビートレ―ディング
日本中小企業金融サポート

資金調達に便利なファクタリングですが、メリットだけではなくてデメリットもあります。

メリットとデメリット

個人事業主・法人問わず利用出来て、審査に落ちたことがあってもいいファクタリング。

そのメリットとデメリットをそれぞれ5つに絞ってみました。

ファクタリングのメリット

  • とにかく早い
  • 借りない資金調達
  • 担保・保証人が不要
  • 支払いリスクがゼロ
  • 資金繰り改善

ファクタリングのデメリット

  • 手数料が高め
  • 3社間だと取引先に通知がある
  • 売掛金分しか調達できない
  • 違法業者がいる
  • 債権譲渡登記が必要な場合がある

メリットが多いファクタリングですが、どうしてこのようなメリットを受けることができるのでしょうか?そこでファクタリングの仕組みを詳しく見ていきましょう。

仕組みを図解で解説!契約までの流れとは?

仕組みを図解で解説!契約までの流れとは?

資金調達の仕組みが分からないと、本当に上記で述べたようなメリットがあるのか、デメリットはどれほどなのかが分かりませんよね。しかしファクタリングの仕組みはとても分かりにくい。そこで簡単に分かりやすいように図解で解説していきます。

まずはファクタリングの異なる種類の仕組みについて紹介していきます。

2社間・3社間ファクタリングの仕組み

ファクタリングには取引先からの承諾が必要な3社間ファクタリングと、取引先に知られない2社間ファクタリングがあります。もともと大手金融事業者で行われていたのが3社間ファクタリングです。その仕組みを見てみましょう。

3社間ファクタリングの仕組み

3社間ファクタリングの仕組み

  1. 商品・サービスの販売をし請求書を送ります。
  2. ファクタリング会社と売掛金譲渡の契約をします。
  3. 取引先から売掛金譲渡の承諾をもらいます。
  4. 現金を受け取ります。
  5. 取引先がファクタリング会社に支払います。

3社間ファクタリングでは、ファクタリング会社から取引先へ売掛金の保有主が変更になることが通知されます。取引先が承諾をすると正式に売掛金がファクタリング会社にうつったことになるのです。すぐに資金調達をして、数か月後に取引先からファクタリング会社に振込をするという流れになります。

取引先からすれば手間ですし、資金繰りに困っていることが容易に知られてしまいますから積極的に利用したくはありませんよね。そこで最近利用され始めたのが2社間ファクタリングです。

2社間ファクタリングの仕組み

2社間ファクタリングの仕組みは簡単です。

2社間ファクタリングの仕組み

ファクタリング会社に申込をしたら、取引先に通知されることなく審査が行われます。すぐに終われば即日で入金があり、後日取引先から支払いがあったのちにファクタリング会社に振り込むか引き落としされるという流れです。

  1. 商品・サービスの販売をし請求書を送ります。
  2. ファクタリング会社と売掛金譲渡の契約をします。
  3. 現金を受け取ります。
  4. 売掛金の代金を受け取ります。
  5. 売掛金の代金をそのままファクタリング会社に支払います。

以上が2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの仕組みでした。

便利な2社間ファクタリングが人気ですが、多くのファクタリング会社が2社間ファクタリング・3社間ファクタリングを用意していることが多いです。取引先に連絡したくないという場合は2社間ファクタリングを選ぶのが無難でしょう。

申込から契約書を交わすまでの流れ

ファクタリング会社と契約したいと思ったら、申込から契約書を交わすまではどのような仕組みになっているのでしょうか?

前提として大手銀行系列のファクタリング会社では中小企業に貸付をする仕組みが整っていないので、ここでは民間のファクタリング会社を例にします。

ファクタリングの審査の流れ

まずは無料見積りでファクタリング会社に査定してもらい、多くの会社からどのファクタリング会社にするのか決めましょう。申込をしたら電話・面会・郵送にて打ち合わせをして必要書類を提出します。ファクタリング会社による審査ののちに契約、入金されます。

>>「ファクタリングの仕訳方式とは?

ここまで2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの仕組みの違いと、ファクタリングの申込から契約までの仕組みをみていきました。

仕組みはわかったけど手数料や審査時間はどれくらいかかるの?

疑問にお答えするべくファクタリングと銀行融資を比較したときの手数料・審査・資金調達にかかる時間についてまとめました。

【銀行との違い】手数料・審査・資金調達までの時間

【銀行との違い】手数料・審査・資金調達までの時間

ファクタリングの手数料や審査、資金調達にかかる時間は早い言いますが、銀行融資と比較した場合はどれくらい違いがあるのでしょうか。ここでは、ファクタリングと銀行融資を比較しながら詳しく紹介していきます。

手数料の違い

銀行融資の手数料

銀行融資の手数料はメガバンクや地方銀行、信金などの金融機関によって異なりますが、だいたい1~3%ほどですよね。

上限も決まっていて安心して取引できるのが魅力です。

ファクタリングの手数料

一方、ファクタリングの手数料は3社間ファクタリングだと1~5%、2社間ファクタリングだと10~20%ほどです。

3社間ファクタリングが安く、2社間ファクタリングが高い理由は、ファクタリング会社が負うリスクにあります。3社間ファクタリングの場合は取引先の承諾があるのでリスクが低いですが、2社間ファクタリングだとファクタリングを利用した会社が売掛金を支払わないリスクがあるから高めに設定されているのです。

ここで2社間ファクタリングにかかる手数料の仕組みを見てみましょう。

売掛金を300万円もっていて、手数料率が10%のファクタリング会社と契約した場合は、

ファクタリングの手数料内訳

270万円が入金されるわけですね。続いて審査の方法について違いはあるのでしょうか?

審査対象の違い

銀行融資の審査方法

銀行融資は「お金を貸す」わけですから、融資を受ける会社を厳しく審査します。

今までに滞納したことがあるのか、黒字経営なのか、債務超過ではないのかなどマイナス点になり得ることをとことん探していくのです。コンピューター化されていても総合的にどれくらいの金額を貸せるのかなど包括して判断していきます。

少しでも銀行側にリスクになり得る要素があると、担保や保証人を要求することもあります。

ファクタリングの審査方法

一方ファクタリングの審査方法は、取引先を審査します。ファクタリング会社からすると価値があるのは資金調達する側の会社が保有する売掛金。その売掛金の支払い責任があるのは取引先だからです。そのためファクタリング会社は実際に取引が継続的に行われているのか、また取引先の経営状態を詳しくみていきます。

この審査対象の違いこそがファクタリングの仕組みで強みになっているのですね

だからといってファクタリングを利用する側の審査を全くしないというわけではありません。ファクタリング契約をする側の会社も取引できる信頼性があるのかどうかは見られていますよ

事業資金の調達にかかる時間

銀行融資の審査時間

一度でも銀行融資を申し込んだ方にはお分かりいただけると思いますが、金融機関から借りるのは時間がかかりますよね。最短1週間から遅くなる場合は1か月ほどかかると考えてよいでしょう。申込みをしてから必要書類の提出は数日で終わりますが、事務処理や厳しい審査に時間がかかることが多いです

ファクタリングの審査時間

反対にファクタリングにかかる審査時間は最短で即日、かかっても一週間です。その理由はファクタリング会社が取引先の実態を調べるだけなので、審査時間が短いからです。取引先が大手企業であったり、歴史のある中小企業であれば早いことが多いです。反対にあまりないかとは思いますが、取引先が個人の場合はファクタリング会社のリスクが大きすぎるため審査自体受け付けていないか、もしくは審査に時間がかかってしまいます。

そのほかに審査時間に影響する原因としては、契約方法にあります。例えば面会での契約ならファクタリング会社に行く手間があるので時間がかかったり、郵送であれば郵送にかかる時間があります。最近はクラウドファクタリングとして成長している「OLTA」などもあるほど、ファクタリングは資金調達の早さに焦点があたるのです

クラウドとは?
クラウドとは、インターネット上でサービスを提供すること。クラウドファクタリングはインターネットで申込、書類の提出、審査が完結するので、どこに住んでいてもファクタリングを利用できるという点から注目されている次世代型のサービスです。

以上3点が銀行融資とファクタリングの比較でした。

手数料については銀行に軍配があがりますが、そのほかでメリットの大きいファクタリング。しかしながら急成長とともに詐欺まがいの悪徳ファクタリング会社が増えているのも事実です。そこで違法業者を見極める方法をまとめましたので、ファクタリング会社を検討する前に目を通しておきましょう。

違法業者を見極める!この5つに当てはまるなら要注意

ファクタリングの悪徳業者に注意!違法詐欺会社の手口

手数料が20%以上

資金繰りの悪い中小企業の弱みにつけいって、手数料率を大幅に引き上げるファクタリング会社が存在します。手数料率が20%以上だと、すぐにお金を手に入れることができますが、その後の資金繰りは改善するどころか悪化していくのが目に見えます。ファクタリングは審査が甘い資金調達ですが、高すぎる手数料はのちのち首を絞めることになりますので注意しましょう。

2社間ファクタリングの手数料が5%以下

手数料が高いのとは反対に、低すぎる表示をしているファクタリング会社も要注意です。2社間ファクタリングの手数料は10~20%。そこで5%以下を謳っているところは悪徳ファクタリング会社である可能性があります。安い手数料で中小企業を集め、担保や保証人を用意させて入金する。もしくは売掛金自体を担保にして入金する。このような行為は貸金業法に違反するため、違法な悪徳会社です。

見積と契約書の手数料額が大幅に違う

ファクタリング会社は無料で見積もりを提供することが多いです。見積もりででた手数料金額を信じて審査してもらい、契約まで行ったと思ったら手数料が大幅に高くなっていたという例があります。見積もりから多少変化することはありますが、大幅に変化があった場合は悪徳会社である可能性が高くなります

担保や保証人をつけなければいけない

ファクタリングは売掛金の譲渡による資金調達方法です。担保や保証人をつけてほしいと言われた時点でそれは貸金業法の範囲となるためファクタリングに見せかけた悪徳貸金業社と判断してよいでしょう。

事務所での契約ができない

これは必ずしも悪徳業者であるというわけではありませんが、事務所での契約が一切できないというファクタリング会社も怪しいです。以前、たまたま愛知県に行く機会があったので、あるファクタリング会社を訪ねてみたのですが全く違う会社だったということがありました。これ以来、ファクタリングを契約する際はなるべく事務所で面会するのをおすすめしています。

もちろん郵送やインターネットでの審査や契約を推奨しているファクタリング会社もありますので、100%悪徳会社であるとは言えないのですが、頑なに事務所での契約を拒むようなことがあったら疑ってみたほうがいいかもしれません。

このように悪徳会社はファクタリングの仕組みを利用して様々な方法でだまそうとしてきます。

違法な会社もある中で、それでもファクタリングは資金繰りの改善につながりますし、借入ではないという面でメリットが大きい資金調達方法です

ファクタリングの仕組みを理解して、条件にある会社と契約できるように手数料率や審査方法など気になる様々なことは確認しておきましょう。

>>「2019年最新版!おすすめのファクタリング会社比較

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