すぐ分かるファクタリング手数料相場と攻略法

資金繰りを改善したいけど、融資には頼りたくないなあ。

一時的な資金繰りの改善に役立つのがファクタリングです。その利用を考えたときに気になるのが手数料。相場はいくらなのか、実際の負担額はいくらなのか気になりますよね。

実際に、ファクタリングの手数料相場を把握しておくことは、悪徳会社を避ける意味でも大切です。そこで、ここではファクタリングの手数料相場と負担額を抑えるための方法を解説していきます。

ファクタリング手数料相場は2社間か3社間で変わる


ファクタリングの手数料相場は、利用形態によって大きく違います。利用形態とは、2社間ファクタリングなのか3社間ファクタリングなのかという点です。2社間と3社間で手数料相場が変わるのは、それぞれの仕組みが関係しています。

まずは簡単に2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの仕組みをおさらいしましょう。

2社間と3社間の違いを簡単におさらい

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いは、簡単に言うと売掛先が債権譲渡について知るのか知らないのかということ。2社間ファクタリングは、売掛先が債権譲渡について知ることはなくファクタリング会社とファクタリング利用企業のみで話が簡潔します。

2社間ファクタリングの流れは以下の通りです。

2社間ファクタリングの流れ
ファクタリング利用企業 → A社
売掛先 → B社

  1. A社がB社にサービス・商品を掛けで納入。
  2. A社がファクタリング会社に売掛債権を売却。
  3. ファクタリング会社がA社に売掛金を支払う。
  4. B社からA社に売掛金が入金される。
  5. A社がファクタリング会社に売掛金を支払う。

このように債権譲渡に関しては、あくまでA社とファクタリング会社の間で完結します。

それでは3社間ファクタリングの流れを見ていきましょう。

3社間ファクタリングの流れ
ファクタリング利用企業 → A社
売掛先 → B社

  1. A社がB社にサービス・商品を掛けで納入。
  2. A社がB社に債権譲渡する旨を告知する。
  3. ファクタリング会社がB社に債権を買い取る旨を告知する。
  4. A社がファクタリング会社に売掛債権を売却。
  5. ファクタリング会社がA社に売掛金を支払う。
  6. B社からA社に売掛金が入金される。
  7. A社がファクタリング会社に売掛金を支払う。

3社間ファクタリングでは、2社間ファクタリングと違い、債権譲渡を売掛先に知らせる必要があります。この債権譲渡を売掛先に知らせることが手数料相場に関係してきます。どのように変わるのでしょうか。

それでは、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングそれぞれの手数料相場を見ていきましょう。

ファクタリングの手数料相場

2社間ファクタリングの手数料相場 8~30%

3社間ファクタリングの手数料相場 1~5%

債権譲渡を売掛先に知らせるか知らせないかだけで、手数料相場にこれほどの差が生まれます。それは、ファクタリング会社が背負うリスクの違いが手数料相場に影響を与えているためです。

つまり、より手数料が高い2社間ファクタリングがリスクが高く、手数料の低い3社間ファクタリングがリスクは低いということです。では、2社間ファクタリングはなぜリスクが高くなるのでしょうか。

ファクタリング会社からの視点で見ると、「売掛先から直接入金がされない。」ということが大きなリスクになります。より詳しく言うと、直接入金されずにファクタリング利用会社を通して支払われるということがリスクになるのです。

ファクタリング会社を騙す詐欺行為や、ファクタリング利用会社が資金繰りに困ってしまい、お金を渡さないことを恐れています。もし買い取った債権が回収できなければ、その金額を丸々損することになります。

融資であれば、担保や保証人を用意してもらうことでリスクを軽減することができますが、ファクタリングは完全に信用貸しです。その分手数料相場が高騰してしまうということです。

実際にファクタリング会社からの信頼を得ることで、手数料の負担額は安くなります。ファクタリング会社からの信頼は、銀行融資と同じように何回か利用して実績を作ることで得ることができます。

ファクタリング会社は頻繁に変えずに利用することが手数料を安く抑えるポイントです。手数料を安く抑える方法は他にもあります。どのような方法なのでしょうか、以下でその方法を3つ紹介していきます。

負担額を安く済ませるための3つの方法


ここでは、ファクタリングの手数料負担額を抑える3つの方法を紹介していきます。

相見積もりで手数料を比較する

相見積もりとは、3社ほどのファクタリング会社に同時に見積もりをもらい比較してファクタリング会社に価格競争をさせることです。

家電量販店で「別の店ではいくらだった。」といって現金値引きなどの割引をしてもらうのと同じイメージです。また、ファクタリングを既に利用している場合、会社を乗り換えることで手数料を安くすることもできます。

これは、融資における借り換えと同じイメージです。借り換えは、現在借りているところより金利の安いところで借りなおすことで支払利息を抑え、総返済額を減らす方法です。

ファクタリングを利用する予定がある場合においても、常に乗り換えを検討し手数料を比較して見ていると余計な費用がなくなります。ファクタリングの利用を考えているのであれば、手数料の安い会社を探しておきましょう。

経費を削減する

場合によりますが、ファクタリングの手数料の中には「交通費」が含まれています。ファクタリング利用者は忙しい経営者であることが多いため、ファクタリング会社は出張対応をしています。

その出張にかかる交通費が手数料に盛り込まれているということです。場所によりますが、3~5万円を交通費として取られてしまうことが多いです。この出張にかかる交通費は、「オンライン審査」や「郵送審査」によって削減することができます。

オンライン審査は、ファクタリング審査に必要な書類をアップロードするだけで完結するもの。郵送審査は、同じく必要書類を郵送するだけで完結するものです。オンライン審査であれば無料で、郵送審査であれば送料510円で済ませることができます。

以下はそれぞれの審査方法が利用できる会社です。手数料を安く抑えてファクタリングを利用したい場合には参考にしてみてください

>>オンライン審査ができるのはベストファクター

>>郵送で完結する日本中小企業金融サポート機構

審査基準を把握して事前準備をする

ファクタリングの手数料相場が2社間と3社間かで決まるのは、信用が大きく影響しているからです。つまり、ファクタリング会社が充分に信用できる状態で審査を受ければ、手数料は下がります。

ファクタリング会社の審査基準を把握しておくことで手数料を減額しましょう。ファクタリングの審査基準は、ファクタリングを利用する会社と売掛先の2つです。まずファクタリングを利用する会社に対する審査から解説していきます。

ファクタリング利用会社への審査

ポイントは2点あります。それは、社外への対応、経営者の人柄です。

社外への対応

社外への対応というのは、税務署や年金機構に対するものです。ファクタリングは、税金や社会保険を滞納していても利用することができます。その場合、税務署や年金機構への対応方法が審査の際に見られています。

税務署や年金機構に払えない旨を相談し、分納計画を立てていれば問題はありません。しかし、黙って払わずにいる状態だとファクタリング会社からの見え方が良くありません。リスクが高くなると手数料も高くなります。社外への対応を怠ってはいけません。

経営者の人柄

意外かもしれませんが、経営者の人柄は重要な審査項目の一つです。ファクタリングはあくまで信用貸しなので、回収ができなくなる不安要素が一つでもあると手数料は高くなってしまうでしょう。

また、ここでは「ファクタリングを利用する会社」と言っていますが、個人事業主も含まれます。しかし、個人事業主はそれだけで信用が薄くなってしまうこともあります。個人事業主の場合は、売掛先の審査で勝負しましょう。

売掛先への審査

ファクタリング会社が審査の際に一番重要視しているのは売掛先です。売掛先が上場企業や官公庁であれば、その分リスクが低くなり手数料も安くなります。一方で売掛先の信用が低いと手数料が高くなるだけでなく、買取を拒否される可能性すら生じます。

それはファクタリングが手形割引と違うからです。手形割引の場合は、手形の発行元が倒産してしまっても割引した業者が損金を被ることはありません。ファクタリングの場合は、売掛先が倒産するとファクタリング会社がその損金を全て被ってしまいます。

そのため、こちらはシンプルですが、持っている債権の中でもより売掛先の信用が厚い債権を提示することが最も大切なポイントです。契約できずに審査落ちになってしまうことを防ぎ、手数料を安く抑えるために優良債権をファクタリング会社に提示しましょう。

以上がファクタリング会社の手数料を相場の中でも安く抑える3つの方法です。ファクタリングの手数料相場は、元々高く設定されています。少しでも安く抑えることが重要です。

また、ファクタリングは手数料の相場こそ高いですが資金繰りの改善に便利なのも事実。ついついファクタリングに頼ってしまうこともあるかと思います。しかし、ファクタリングには注意点もあるので以下で解説していきます。

金利計算すると高額に?利用する場合の注意点


ファクタリングは、一時的な資金繰りを改善するためにはかなり便利なサービスです。しかし、実情として手数料相場が高いこともあり、利用にあたっては注意が必要です。まずは、ファクタリングの手数料を年間の利率に直してみましょう。

例えば、翌月入金予定の売掛金を2社間ファクタリングで売却する場合。

手数料が安く済み、10%だったとします。1ヶ月前借りして10%の金利を払っていることになるので、年利に直すと単純計算で120%です。

銀行融資やビジネスローンなどの年利と比較してみましょう。

銀行融資 2.2~9.0%
ビジネスローン 6.0%~18.0%

そもそも借入とファクタリングとでは内容がかなり異なりますが、単純に比較するとファクタリングの手数料の高さがうかがえます。このことから言えるのは、ファクタリングは何度も連続で使ってはいけないということです。

充分な売上がありながら資金繰りに困っている、黒字倒産をしそうな場合であれば良いでしょう。しかし、そうでないのに何度もファクタリングを利用していると手数料分の利益がどんどん減っていきます。

連続利用には、注意が必要です。もしするのであれば、必ず資金繰りの計画を立てて利用しましょう。

まとめ

今回はファクタリングの手数料相場と安く抑える方法、利用する場合の注意点について解説してきました。資金調達には数多くの種類があります。その中でもファクタリングは一時的な資金繰りの悪化を改善する方法として優れています。

しかし、利息に換算するとその手数料はたしかに高いです。利用する前に資金繰り計画を立てましょう。当サイトで紹介しているファクタリング会社は、ファクタリングの利用が適しているのか相談した上で判断してくれます。そちらも参考にしてみてください。

また、以下の記事でファクタリング会社の提示している手数料をまとめています。利用を考えているのであればこちらも併せて参考にしてみてください。

>>ファクタリングの手数料相場は何%?優良会社の見分け方とは

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